2025年11月06日

睡眠障害患者向けデジタル治療アプリが医療機器承認、保険適用へ - 読売新聞

患者がスマートフォンで睡眠障害治療アプリを使用し医師が説明している様子

睡眠障害患者向けデジタル治療アプリが医療機器承認、保険適用へ 読売新聞

厚生労働省は6日、不眠症治療を目的としたデジタル療法アプリ「SleepCure」を医療機器として正式に承認し、2026年4月から保険適用される見通しとなったと発表した。このアプリは、認知行動療法(CBT-I)に基づいた12週間のプログラムを提供し、医師の処方により患者が自宅で治療を受けられる仕組みとなっている。臨床試験では、従来の薬物療法と比較して副作用のリスクが低く、治療完了後も効果が持続することが確認されている。対象は中等度から重度の慢性不眠症患者で、約600万人が恩恵を受けると推計されている。開発元の医療ベンチャー企業メディカルテックジャパンは、今後うつ病や不安障害など他の精神疾患への応用も検討している。スリープテック市場では、医療分野への参入が加速しており、予防から治療までを包括的にカバーするサービス展開が期待されている。

情報提供元: 読売新聞

著者: 医療部記者

元記事URL: https://www.yomiuri.co.jp/medical/20251106-OYT1T50000/

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